NEWS
新着情報
借上の家賃設定金額について
広島市安佐南区にあるネクストラストです。
ハウスメーカーさんなどで賃貸アパート・マンションを建築される際に借上契約を提案されると思います。
その時に設定家賃が提示されるのですが、この金額がどのような理由になっているか気にされた事はあるでしょうか?
家賃には相場があり逸脱した金額を設定出来ない事から「地元不動産業者に聞き取りしました」と答えている事もあるかと思います。
実際に賃貸仲介をしていた時代にハウスメーカー数社の家賃査定をしていた時代があります。その査定通りになって新築として登場している物件も
ありますし、かなり高い金額で新築として登場したのも多々あります。
要は聞き取り自体はしてきていますので聞き取りしたと言うのは間違いないのでしょうが、査定はするものの最終的にはどのような
経緯で金額設定しているかは分かりません。これは約20年前の話なので参考程度にしてもらえればと思います。
高い家賃設定だと相場が下がると契約内容によっては早めに借上金額の減額を求められます。そうなると徐々に収支が厳しくなり、
大規模修繕などの時期がくると非常に厳しい状態になり相続対策のつもりが売却しないといけなくなるケースにも繋がります。
また相場よりも低めに設定される場合は、実際の相場で募集しますので借上した企業さんが利益を増やせます。例えば60,000円相場なのに
50,000円提示してそこから借上をするとなると90%借上げで45,000円になります。
でも実際には相場が60,000円なので、借上した企業は60,000円で募集します。となると借上の差額だけでなく、プラス10,000円の利益を得ることになります。
あえてメリットと言えばもともと低く設定出来ているので借上金額の減額になるのは当分ないかと思います。
現場で両方実際にあります。企業努力と言えばそうかも知れませんが何かモヤモヤした感じになります。
借上契約自体を希望されている地主様は多いと思いますので決して否定はしませんが、こと賃貸市場については知識が無い方が多いので
調査して提案されて来ているのであればと承諾されているのではと推測します。
一度建築すると長い付き合いになるので、設定金額が妥当かどうかなど自身で調査してみる事をお勧めします。
賃貸アパート・マンションを運営するには色々と大変な部分が多いので借上で任すのは楽で良いなと思う所もありますが、減額されたとしても
耐えうる状態をシミュレーションしてからでも良いかなと思います。
収支が厳しい状態で次世代に相続されたら大変です。同じく賃貸経営の知識がない方が相続を受けるケースが多いのでますます厳しくなると思います。
次世代の為にも早めに売却するのもひとつの方法と考えてます。
現状の悩みをお聞かせいただいてどのようにすれば良いかを一緒に話し合いながら売却なり出来るようしっかりとサポートさせて頂きます。
まずは知ることから始めませんか?